top of page

暮らしのなかで愉しむ茶の湯

四畳半の茶室で、点前の基本と客人のふるまいの両方をお稽古し、茶席での自然な問答を習得してゆきます。現代の暮らしの中では縁遠い和室での所作も自然と身に付き、日本古来の季節感や伝統文化への理解も深めていただけます。

_DSC5488.jpg

[お稽古の流れ]

移り変わる季節を感じる室礼の中で、その時々の季節や道具組みを踏まえて、茶の湯の歴史をお話しし、主客を気遣い、自然な問答ができるように稽古しています。茶室では、炉、風炉ともに炭を用います。

 

毎回3~4人の少人数制です。初めての方は、点前の型のベースとなる割稽古を行った後で、茶道の基本となる小習いのお稽古を少しずつ進めてゆきます。毎回、道具類や抹茶の準備をした後に、亭主役とお客様役を1度ずつ担当します。小習いが進んだ後は、四ヶ伝の許状を申請します。

 

[主客問答]

問答はお稽古の重要な要素ですので、お稽古の前に次回のテーマの予習をおすすめしています。道具や花、掛け軸にまつわる話から、日本文化の根底を流れる茶の湯の知識を深めていきます。茶の湯を知ることで、和歌や能、禅語などにも自然と興味が湧いてきます。

 

[所作について]

現代の暮らしの中では、和室での振る舞いも縁遠いものとなりました。襖の開け閉め、お辞儀の仕方、畳の上での足運びなど、和室での所作もお稽古を通して自然と身に付きます。懐紙や風呂敷などを、日常生活に取り入れたくなりますよ。

 

[お茶とお菓子]

お抹茶は、京都·宇治の特別なものをご用意しています。お菓子は季節と趣向に合わせ、日本各地に伝わる和菓子の銘品を取り寄せるほか、洋菓子を取り入れる提案もしています。社中の皆での美味しい情報交換も、お稽古の愉しみの一つです。

 

[お茶会について]

野外でお茶を楽しむ野点、初釜や夜咄などの茶事、新しい趣向のクリスマス茶会なども開催しています。お稽古日ごとにテーマを決めて茶会を主催していただく場合もあります。ご自分で茶会の趣向を考えるお稽古は、日々の学びの振り返りにもなります。

bottom of page